Cyril Borri

ライブ専門のサウンドエンジニア

マワジーン(Mawazine)やニース・ジャズ・フェスティバル(Nice Jazz Festival)などのフェスティバル、フィルハーモニー・オーケストラ、スターマニア(Starmania)やノートルダム・ド・パリ(Notre Dame De Paris)などのミュージカル、ジャン=ミッシェル・ジャール(Jean-michel Jarre)、インドシン(Indochine)、ミシェル・サルドゥ(Michel Sardou)、フローラン・パグニー(Florent Pagny)、フランス・ギャル (France Gall)、ヴェロニク・サンソン(Véronique Sanson)、クリストフ(Christophe)などの有名アーティストのために、何百ものショーやコンサートに参画し、管理してきました。アビテッチ(UBITECH)とアーケーリャ(ARCALYA)のトレーナーを務めています。

インタビュー

シリル、あなたは自分の職業をどのように定義しますか?

私はライブ、ツアー、イベントのサウンドエンジニアです。30年間の経験を積んでいたので、今日ではショーのサウンドシステムの設計や全体の管理、コンサートのフロントオブハウスのミキシングなど、あらゆるレベルで参画することができます。私の仕事は、観客とメッセージを伝えたい人の両方にサービスを提供することです。そのメッセージをできるだけ広く、忠実に伝えられるようにしなければなりません。10代の頃、プエルトリコに関係するニュースが報道される直前にテレビで放送されたグロリア・エステバン(Gloria Estefan)のコンサートに心を奪われました。突然、この素晴らしいショーから発せられる喜びとこの国の酷い生活状況との対照的なところで、私はショーの力を理解し、このマジックに参加したいと思うようになりました。もし何らかの形でそれに携わることができればそれこそ相当凄いことだと思いました。私は何もかも忘れて楽しそうな観客を見つけることにいつも感動しています。

音楽を聴くことは、フィリップの人生においてどのような役割を担っているのでしょうか。

本当は再生してほしいものではないのですが。靴屋の息子がいつも裸足でいるという話です。私は移動が多いので、家に本格的なリスニングシステムを導入したのはごく最近のことです。それ以外はヘッドフォンで聴いていますが、確かにライブサウンドのプロとしては、音が溢れている環境で仕事をしているので、耳を休める必要もあります。つまり、理想的な音楽の聴取量は少ないのです。

"私は、より質的なフィーリングで本当の違いを聞いた。私はこの発見をベルトランと分かち合ったが、彼も私の印象を認めてくれた。それ以来、私はオーディルヴァーナに忠実であり続けている。"

音質にどの程度の注意を払っていますか?

私の仕事は音を取り扱っています。私は耳を傾け、何が間違っているかに注意を払い、一連の各要素を慎重に選択して実行することを学んできました。しかし、ライブショーの世界は、場合によって譲歩することがたくさんあります。コンサートにおいて音は、一つの要素に過ぎないが、確かに重要な要素でありながら常に優先されるわけではありません。現今、照明や要求が高まっているビデオ撮影などの要件を調整しなければなりません。その結果、特にスピーカーの配置やステージ前のミキシング位置がいつも最適であるとは限りません。イベントや観客などに応じてショー中にリアルタイムでサウンドを調整することが重要だが、それらは時々間違った場所に配置してしまう結果になります。例えば、ホールのバルコニーの下に配置させられるケースがあります。そこで我々はできるだけの補償措置をとるが時々イライラすることもあります。幸いにも今日の技術は我々に素晴らしいツールを提供してくれています。実際、私は過去30年以上にわたって、デジタル革命によって作られた驚くべき製品を経験した世代の一員であります。私たちが使用するすべての機材は、大きな進歩を遂げています。

Audirvānaを使い始めてどのくらいになりますか?発見したときはどう思いましたか?

きっかけは、iTunesの使い方に不満が募ったことでした。私はオンラインで解決策を探し始め、Audirvānaを見つけましたが、すぐには購入しませんでした。一般的に、私は音響心理学の現象や、文脈によって何かが聞こえているように思わせる方法に非常に注意を払っていると言わざるを得ません。その後すぐに、音響のプロである友人のベルトラン・シャトレから、MacではプレビューとiTunesのオーディオアルゴリズムが異なり、前者の方が格段に良い音がすると指摘されました。その結果、私はコンピュータの内部処理の影響を確信してAudirvānaを試し、購入しました。私は、より質的な感覚で本当の違いを聞くことができました。私はこの発見をベルトランと共有し、彼もまた私の印象を確認しました。それ以来、私はAudirvānaに忠実であり続けています。   

Audirvānaでパソコンから聴くことを、他の機器と比較してどのように評価されているのでしょうか?

今日、コンピューターは放送において中心的な役割を果たしています。 それは私の職業において重要かつ不可欠なツールにもなりました。 それを使って何でも聴くので、もはや本当の専用音源などもう要りません。 私はイベントの要件に反応的に適応するため常にAudirvāna を使うことができません。例えば、変動機能を考慮して キューラボ (Qlab)やエイブルトンライブ(Abbleton Live)、その他のソフトウェアを強制的に使わざるを得ません。

Audirvānaについて、人に話をすることはありますか?

そうしています。もちろん毎日ではありません。しかし、誰かが私に何を使っているのか或いは特にiTunesの代替品は何かと聞かれたらすぐに、Audrivanaをお勧めします。

音楽以外で情熱を注いでいることは何ですか?

私は限られた人生の時間を大切に過ごしたいし、息子に少しでも多くのことを共有できるように心がけています。そして、水辺に住んでおり、いろいろな水上活動もやっています。

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