ダヴィデ・ラッフィーニ(Davide Ruffini)

オランダのウィッセロードスタジオ(Wisseloord Studios)のサウンドエンジニアとして働いています。

ダヴィデは、エーレシア・ラーベート(Alessia Labate)、アミスタト(Amistat)、タムター(Tamta)、ロニー・フレックス(Ronnie Flex)、サッパー・ダッパー(Supa Dupa)、アー・ティー・エン・エス・オー・ユー・エル・アンド・ノームル(ATN SOUL & NOAMLE)、エル・ホリス(Elle Hollis)を含む100以上のレコード制作に携わってきました。

インタビュー

ダビデ、あなたは自分の職業をどのように定義しますか?

私はレコーディング、ミキシング、マスタリングのエンジニアです。私の役割はプロデューサーの仕事に非常に近いものと思うが、音そのものに焦点を絞っています。現在、この仕事はやりがいがある仕事ものの色々と議論されている部分もあります。新世代のアーティストたちは、素晴らしい音楽を非常に速いペースで制作しているが、音質に対する関心や文化的な理解を持っていません。私の経験から言わせてもらうと、彼らは自分の作品をいかに良い音で作り出せることがほとんど知っていません。しかし、アーティストを理解し、彼らが表現したいサウンドビジョンを達成させるようにサポートていく必要があると思います。幸いなことに、私たちが使用できる機材やツールは、ますます信頼できるものになってきています。そのおかげで機材を修理したり動作させたりすることに費やす時間が減り、音の創造や形を整えることに時間を割くことができるようになりました。

音楽を聴くことは、フィリップの人生においてどのような役割を担っているのでしょうか。

音楽を聴くのは、私の仕事に欠かせない部分であるが、そのせいで気軽に音楽を聴くことが非常に難しいのです。気楽に音楽を聴く暇はあまりないが、それができる時はスマホでカナル型イヤホンを使って音楽を聴くのが好きです。それはなぜかというと、私に「普通」の人々がどのように音楽を楽しまれているのを実感してくれるからです。私にとってものを考える視点が本当に大切なことです。自分の作品もすべてそのように聴いているが、いつも改善できる部分を見つけようとしています。今でもどのような新しい音やスタイルをスタジオに持ち込めることを常に考えています。私のプレイリストには、主にローヒー(Rohey)、ロバート・グラスパー(Robert Glasper)、ハイエータス・カイヨート(Hiatus Kaiyote)、ジェームズ・ブレーク(James Blake)、ハーンス・ジマー(Hans Zimmer)などのジャズとロック音楽を入れてあります。

「すぐに気に入りました。TidalでさえAudirvānaを使った方が良い音でした。"

音質にどの程度の注意を払っていますか?

私にとっては、音質が最も重要なことです。大多数の人が私の作品を小さくて音の悪い機材で聴くことがわかっていても、スタジオでの作業を正確に聴き、クライアントが何を要求しているかを理解しなければなりません。今日では信じられないほどの数量と種類のツールを手に入れるので、音質を維持し、最大化させるものだけを選ぶことが重要だと思っています。
私は音楽通を気取るような人ではないが、重要なオーディオ処理を行う際には、非常に独特の要求を持っています。 そのため、変換方法からケーブル、正確なモニタリング、再生ソフトウェアに至るまで、オーディオチェーンのあらゆる側面に細心の注意を払っています。

Audirvānaを使い始めてどのくらいになりますか?発見したときはどう思いましたか?

以前は、Pro Toolsで何かをバウンスしても、同じサウンドが得られないことにとても悩まされました。おそらく再生時に発生する様々なディザリングや量子化のアーティファクトのために、DAWで作業しているときにモニターしていたのと同じオーディオ品質がエクスポートされませんでした。暗い感じがしたり、ジッターの問題があったり、トランジェントのレンダリングが不十分だったりします。この問題を解決するために、OSX純正のスペースバー・プレーヤーから、Amarraのような専用アプリまで、あらゆることを試してみました。5ヶ月ほど前、解決策を見つけようとネットを見ていた時にAudirvānaを発見しました。すぐに気に入りました。とても良い音で、TidalでさえAudirvānaを使った方が良い音でした。ミックスやマスタリングの際に聞こえてくる音を本当に忠実に再現してくれて、何も妥協していないように感じられるので、音楽再生には最適なツールです。Audirvānaの柔軟性と特定の機能には本当に満足しています。Audirvānaは私のワークフローに完全に統合されています。例えば、ワンクリックでDACを停止させてPro Toolsに引き継ぐ機能や、サンプルレート・リミッターは、リファレンス・トラックを現在のプロジェクトと同じ解像度でモニターしながら比較する際に非常に便利です。

Audirvānaについて、人に話をすることはありますか?

そうしています。自分が大切にしているものを話すのが好きなもんですから、みんなに勧めています。少なくとも、私の周りにこの話題に興味や関心を持っている人には話しています。

音楽以外で情熱を注いでいることは何ですか?

私は写真家でもあります。 仕事をするときは耳でクリエイティビティを表現するが、写真を通して目でものを表現することも大好きです。 それは気分を良くしてくれます。

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