専門家の声

フィリップ・テシエ・デュ・クロ(Philippe Teissier Du Cros)

サウンドエンジニア・プロデューサー

Victoires du Jazz 2018 Best Sound Engineer of the Yearを受賞-1,500枚以上のアルバムに協力し、その多くがVictoires de la Musique、BBC Awards、Schallplattenkritik of the Year、NRJ Awardsを受賞しています。パリの国立高等音楽院の教授。

Audirvanaについて 02

分析して、比較して、チェックする…

これが、音楽を聴く際の私の定番アプローチです。

とくに自信をもって自分の作品を判断するには、欠かすことのできないプロセスです。 

Audirvanaについて 03

インタビュー

フィリップ、あなたは自分の職業をどのように定義しますか?

私は音楽への情熱からこの職業を選び、約40年間音楽を追求してきました。アコースティック・アンサンブル、特にジャズのレコーディングに多く携わってきました。私は「本物を再加工する」のが好きです。どれだけ忠実の録音であっても、目の前で演奏されている楽器の美しい音響効果と音響機器で聴く経験に比べれば、つまらないものになってしまいます。もちろん誰もが独自のスタイルを持っています。私は個人的に音楽を尊重しながら、自由に使える技術や道具を使って空間を作り直すのが好きです。私の仕事はアーティストのプロジェクトに対して最高のサービスを提供することです。自分が貢献してきたレコードを改めて聴いてみると、その結果の美しさと手段との間には明確に関連性がないことがよくわかります。失敗の回避と成功を保証するような確実な道などは存在しません。私はこれまで、超近代的なスタジオや超老朽化したスタジオ、または豊かな都市や貧しい国、自然の中、大都市或いは小さな村で仕事した経験を持っています。世界中で仕事をしてきました。だから、私は物事を考慮し、常に本質的なものを手に入れようにしてアーティストを尊重しながら、彼らの芸術のみならずそれに絡む経済的な事情を学んできました。

あなたの人生において、音楽を聴くことはどのような役割を持っていますか?

音楽の創造は、私の人生に欠かせない、恒久的な役割を持っています。

それは私にとって最優先事項です!

"Audirvānaが提供するオーバーサンプリングのおかげで、私のマスターマシンよりも多くのものを聴くことができます。

PTDC

音質にどの程度の注意を払っていますか?

音とは私たちが作る物質的な記録であります。そのため、私たちが仕事に対する要求というのは、細部のディテールや微妙なバランスを聴き取り、それらを美化するために組み合わせられるかどうかにかかっています。美しい音というのは、「音の演出」を自然なものとして尊重しつつ、創意工夫や想像力、人工性などを通して崇高なものにすることができるというように考えています。私は音楽の世界に生きているが、自宅で「録音の真実」或いはそれから発信しているオーディオメッセージを聴くように、音響機材の改善を常に追求しています。それを追求した結果、音楽を愛する人ならどんな条件で聴くにしても、必ず何か知覚的で感動的な成果を得ることができると確信しています。だから、私は常に好奇心を持って音響と電子の革新にオープンな態度を持ち続けています。

Audirvānaを使い始めてどのくらいになりますか?発見したときはどう思いましたか?

私はエンジニアの仕事をしている音楽が好きでアマチュアピアニストでもある友人から勧められて以来、「これだ!」と決めてずっとAudirvānaを使っています。その時、すぐ「うわあ!」と思いました。それから色々と分析して比較とチェックをしました。今、それは音楽を聴く通常の方法になっていて、特に自分の作品を評価する時に完全な自信を与えてくれるツールにもなっています。私にとって極めてシンプルかつ実用的な方法で、音響機材が確実に透明的で聴けて、誰でもなく自分だけがそれを改善できるとういう認識から安心感を感じています。

Audirvānaを使ったパソコンでのリスニングは、他の機器と比べてどうですか?

Audirvānaは、前のバージョン以来、もう一歩前進したと思います。今は同じデジタルファイルをAES端子経由でDACとアンプに接続しているNagraで再生したのとAudirvを搭載したコンピューターのUSBから同一DACで再生しても、結果的に同じ音質が得られることに気づきました。最近、Audirvānaが提供するオーバーサンプリングのおかげで、このオプションを提供していないマスターマシンよりも多くのものを聴くことができます。それはクレイジーだとしか言うようがありません!

人との会話で話題を取り上げますか?

はい、同僚とミュージシャンには勧めています。そして、何よりも私が誇りに思って教師として勤務しているパリの国立音楽ダンス音楽院の生徒たちにも、「音楽専門家のトレーニング」の授業の一環で紹介しています。私は計画的に彼らに自分の作品をUSBキーでAudirvānaが装備されたノートPCで聴くことをさせています。それが一番ベスト尚且つ簡単にAudirvānaの良さを発見させる方法だと思っているからです。音質を保証する者としてMP3の使用を簡単に扱わない考えが重要なので、彼らのリスニング能力を育つためにコンピューターが提供できる一番いい条件の透明度で実施しています。それを教えるのは教師として私の義務だと感じています。

音楽以外で情熱を注いでいることは何ですか?

私は音楽以外の趣味が読書です。 建築とデザインにあふれる興味があり、アート全般に興味を持っています。 音を扱うように形を扱うのは刺激的なことです。

その他のお客様の声